「かまなびスペシャル」を実施しました!
本校では、生徒に災害時に地域防災リーダーとして自他の命を守り行動できる力を育むことを目標に防災教育(かまなび)を進めています。
その一環として全校一斉に「かまなびスペシャル」を実施しました。
3年生は、能登半島地震の際に災害派遣の任務に就かれた松阪市防災対策課の若林大樹さんから講話をいただきました。
講話では、災害時に物資が不足し様々な制限が生じる中、防災リーダーは避難所を運営する際に「自助」「共助」「公助」の視点を持って課題の解決にあたり、二次被害に対しても見通しをもって対応しなければならないということを教えていただきました。
次に、行動力を育むために避難所運営ゲーム(HUG)を行い、被災地で起こりうる課題や避難者の情報が書かれたカードをもとに、生徒たちは相談し合いながら本校体育館の図面に避難者や物資置き場等を割り振りふっていました。
ゲーム後の振り返りでは、防災対策課の若林さんから、状況に応じた臨機応変な対応や個人のライフスタイルを尊重した柔軟性も大切であること、また災害後の学校再開を考慮した公共施設のルール設定も求められると講評をいただきました。
午後からは、防災クッキングで蒸しパンを調理しました。美味しく調理できる秘訣を生徒同士で共有している様子や調理過程の中で主体的に指示を出してリーダーシップを発揮している生徒の様子も見られました。
これから防災教育を進めていく中で、地域の人々とのつながりを意識しながら、様々な年代の人々や事情を抱える人々など一人ひとりを大切に避難所運営を考えられる地域防災リーダーとして成長することを期待しています。